脱・噛み切り女子キャンペーン

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女性向け商材の広告のフレーズって、いまだに「女子力アップ」なんですね。スーパーマーケットでよく見る「生活応援」なんかも似ています。とりあえずそう言っておけば意図は伝わる、けれどもそれ以上のものはない、という。「決まり文句」は手堅いのですが「それ以上」をイメージすることを阻む壁となってしまうわけです。もしかするとこの広告は社内で作ったのかな？そんな感じもしますね。

でもこの「脱・噛み切り女子」という視点は面白いです。女性用の携帯ハサミの販促キャンペーンなのですが、「ハサミがなくて噛み切った経験はないですか？」ということで、女性の「切る」に関するアンケートを特設ページで面白くまとめています。いくつかの媒体で紹介されたようですが、予算少な目なキャンペーンであれば、マスコミに取り上げてもらうことを狙うPR的な展開はオススメです。

ただキャンペーン応募のツイッター投稿テーマが「女子力アップのためにしたこと」っていうのはなんだかなあ…。そんな体験談を集めても仕方ないのでは？もっと商品に関連したもの、あるいは「噛み切り」に関するネタにすればいいのに。「あなたの切ってしまいたいものは何？」とか（ダメな彼氏との腐れ縁とか、なんとなく誘導っぽい）。応募の敷居を低くしようと考えたのかも知れませんが、もうひとひねり欲しいと思ってしまうのは企画屋の性ということで許してください。