今日もどこかでWebキャンペーン

プレゼント、クイズ、アンケート、コンテスト・・・ Webで展開される様々な販促企画をまとめます。

中央道 渋滞減らし隊 お正月キャンペーン NEXCO中日本

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「中央道 渋滞減らし隊 お正月キャンペーン」を1月2日から1月4日に実施します | ニュースリリース | プレスルーム | 企業情報 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本

今日は12月25日でクリスマスなんですが、なんかもう世間は完全に「お正月準備」に入っちゃいましたね。もともとイブが本番みたいな感覚はあったのに、12月23日が祝日になってから、人々の心の中でクリスマスは完全に24日で終わるようになったみたいです。そういえば昨日の帰宅電車もケーキを持っている人は少なかったです。各社のクリスマスキャンペーンも今日までのところが多く、それどころかお正月キャンペーンをスタートさせている会社もちらほら。広告業界にいると、本番を味わうことなく次の企画の準備に取り掛かることが多く、永遠に自分は準備ばかりしているんじゃないかと思うこともしばしばです。

そんな個人的な前置きはともかく、今日ご紹介するのはNEXCO中日本さんのキャンペーン。「中央道渋滞減らし隊」と銘打たれたこの企画、キャンペーンに参加登録して来年1月2日~4日の間、対象区間で車の通行が確認されれば、全員にハイウェイお買物券1000円を進呈、Wチャンスとしてその中から100名にハイウェイお買物券5000円が当たるというもの。走行記録は、なんとナンバープレート等の情報からETCで読み取れてしまうんですね。

要するに、Uターンラッシュで渋滞しがちな時間を避けて高速道路を利用すれば特典がもらえるということ。ETCってそんなこともできるんだなあと、感心してしまいました。

 

 

あの人にメッセージボトルを贈ろう。 | コカ・コーラ

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あの人にメッセージボトルを贈ろう。 | コカ・コーラ(Coca-Cola)公式ブランドサイト

今年のコカコーラは「ネーム入りボトル」のキャンペーンを展開しましたが、クリスマス時期には「ボトル名入れ」サービスを実施。「ネーム入り」は「自分の名前を探す」ゲーム的なマーケティングでしたが、こちらは抽選で当たれば好きなメッセージを書いたボトルに自分の名前を入れてくれます(メッセージは20種類のサンプルから選ぶそうです)。

個人的な感想は「普通のコーラでいいんですけど」…。もちろん自分の名前に愛着はありますが、それが商品ラベルになっていなくてもいいです別に。というか照れくさい。でも考えてみれば、シャネルとかアルマーニとか有名ブランドは人の名前が多いし、そういう「他人の名前」を服にプリントして歩いている人を見ても別に何とも思わないのは不思議といえば不思議。ブランドはもう頭の中で記号化されているからでしょうか。まあ理屈はどうあれ、私は自分の名前入りのコーラなんて恥ずかしくて真っ直ぐ見られないと思います。それを人にプレゼントするなんて勘弁してください!って思うのは私だけ?他の人はどうなんでしょう。

もともとネームボトルの企画はアメリカの本家コカコーラが始めたもの。「Share a Coke」というタイトルのこのキャンペーン、たしかに売上増に寄与したのだそうですが、日本ではどうなのか気になります(以下は参考記事)。

 

我が家のX'masイルミネーショングランプリ

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X'masイルミネーショングランプリ

自宅のイルミネーション、早いところでは11月の下旬くらいから準備を始めているお宅もあるようですね。うちの近所で聞いた話では、去年まで毎年電飾していたあるお宅、もう今年はやめようと決意して何もしないでいると、ご近所さんから「今年はやらないの?」「楽しみにしてますよ」などと言われ、結局やることにしたのだとか。あるいは両隣がキレイに電飾するので自分の家だけ暗いのも申し訳ないからと義務感からやっているお宅など、まばゆいイルミネーションの影には涙ぐましいエピソードがいくつも隠れていそうです。

クリスマスにちなんだフォトコンはないのかと探していたら、住宅会社さんの主催するキャンペーンが見つかりました。すでに多数の応募作が公開されているのですが、気合の入り方が尋常ではない家が結構あります。TVチャンピオンがもし今あったら「自宅イルミネーション王選手権」とかやれそう。これを見て「やっぱ戸建住宅っていいなあ」と思う人もいるでしょうから、住宅会社のキャンペーンとしても良いのではないかと思います。

アメーバブログ Xmasキャンペーン2014

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アメーバブログ Xmasキャンペーン2014 | Ameba(アメーバ)

これは「おねだり型」のプレゼントキャンペーン。アメブロのブログネタに参加して「クリスマスプレゼントに欲しいもの」を書いて投稿すれば10名に本当に当たる!という夢のような企画。欲しいものは具体的に指定できます。価格の上限みたいな野暮なルールはないようですが、かといって「家」とか「ベンツ」とか書いてもダメでしょうね…。

応募者の「お願い」をまとめればちょっとしたマーケティング調査になりそうですが、アメブロさんの目的は純粋にブログを盛り上げようということでしょう。欲しいものに「ゲームソフト」とか「タブレット」とか「妖怪ウォッチグッズ」とか比較的現実味のあるものを書く人がいれば、それこそ「マンション」や「宝石」みたいな無茶を書く人がいたり、あるいは「人気アイドルとのデート券」とか「就職内定先」みたいなウケ狙いの人もいるはず。でも無理めなお願いを本当にかなえてあげたりすると、来年同じ企画をやったときにすごく盛り上がるはず。アメブロさんの根性の見せ所です。これってブログポータルだからこそできる、夢のある企画だと思いますね。

ただ気になるのは当選基準。「当選者と同じ商品を希望したのに何であっちが当選なの?」「八百長じゃないか?」と思われない公正さを担保する必要があります。アメブロさんはこれをどう解決するのでしょうか。「発表はキャンペーン終了後にメッセージでお知らせ」だそうですが、だれに何が当たったか、当選者10人とその内容をはっきりさせなければ盛り上がりは半減するはず。企画会社の人間としてはこのあたりに注目しています。

クリぼっち脱出キャンペーン ユーズドプライス

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クリぼっち脱出キャンペーン | ネットで買取-ユーズドプライス

今月はずっとクリスマスキャンペーンを紹介していて、今回もその流れなんですが、この画像は異彩を放っています。どのキャンペーンも「華やか」「楽しい」「盛りだくさん」な画像を作っているのに対して、このスカスカ感。「クリぼっち」というのはクリスマスに一人ぼっちという意味だそうで、その趣旨に沿うならばこの寂しさはOKなのかもしれませんが。

キャンペーンページは「クリぼっち診断」からスタート。Yes/Noのテストでクリぼっちかどうか、クリぼっちならどんなクリぼっちかを診断してくれるのですが、どう転んでもトホホな結果になりそう。ちょっとこれは余計だったんじゃないですかね。

で、本番のキャンペーンのほうはフェイスブックツイッターのシェア数によって賞品が変わる貢献度変動制(と勝手に名づけました)。アプリをダウンロードしてSNSでシェアした後に当サイトから買い取り査定を依頼すれば、抽選でシェア数に応じたプレゼントが当たります。見積りだけでいいようですが、販促意図が強く伝わってくるキャンペーンですね。でも、うーん、正直ハードル高いんじゃないですかねえ…。

 

ドコモ口座 LINEスタンプ1つ分プレゼントキャンペーン

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ドコモ口座 LINEスタンプ1つ分(200円)プレゼントキャンペーン|ドコモ口座

はずかしながら今日まで「ドコモ口座」というものを知りませんでした。ドコモ口座とは「事前に入金したお金や受取ったお金を使って、送金やお買い物ができるサービス」とのこと。要するにドコモという名前の銀行ができたようなものですね。そのまま携帯電話の料金の支払いに使ってもいいし、提携サービスから商品を購入できたり、電話番号指定で送金することも可能なのだとか。

このキャンペーンは今や国民的インフラに成長したLINEとのコラボ企画で、ドコモ口座を作るともれなくLINEスタンプ代200円がもらえます(LINEスタンプが分からない人は検索して調べてください!)。いやはや、新しいサービスの賞品が新しいサービスという、古い人間には何が何だか分からない企画。あちらこちらで新しいサービスが次々出てくるこのご時世、ちゃんとついていけてる若い人はスゴイです。尊敬します。でも、この時代に新しいサービスを広く浸透させるには、従来よりも一層のコストと手間がかかるのだろうなあと、少しばかり気が重い年の瀬であります。

「ANA旅のつぶやき」クリスマスプレゼントキャンペーン

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Twitter「ANA旅のつぶやき」クリスマスプレゼントキャンペーン│航空券│ANA国内線

以前にも紹介したことのあるANAさんのツイッターアカウント「旅のつぶやき」、今回はクリスマスキャンペーンです。指定のツイートをリツイートすればOKという敷居の低さですが、賞品は1組2名様に「ANA国内往復航空券」だそうで、いやちょっと、2名は少ないんじゃないですか?それに自社の航空券なんて、コストかかってないじゃないですか。予算ないんでしょうか…。

キャンペーンと銘打つからにはもう少しワクワク感がほしいところ。しかもクリスマスでしょ。他社は普段より豪華な賞品を用意していますよ。もし予算が少なくても参加者を巻き込んで楽しませる企画は考えられるはずです。懸賞でリツイートする内容もこのキャンペーンの告知だし、この機会にユーザーに感謝の意を示そうとか、新たなファンを増やそうという意思も感じられないし。会社としてのブランド力はあるのに、もったいないなあと思ってしまうわけですよ。なんかボロクソ書いちゃって済みません。

イケメンサンタにプレゼントをおねだりしよう! - AppBank Store

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イケメンサンタにプレゼントをおねだりしよう! - AppBank Store | 最新のiPhoneケース・カバー、スマホバッテリー専門通販

5人のイケメンサンタにプレゼントをおねだりするというなかなか面白い形式。「リクエスト型」プレゼントキャンペーンとでも位置づけましょうか。サンタに扮したゲーム業界の人気者5人に、AppStoreの販売している商品から欲しいものをおねだりしてプレゼントしてもらおうという。

いくつかの「コース」が提示されていて希望のコースに応募して抽選、という形式はこれまでも当たり前にありましたが、キャラクター別サンタへの「おねだり」というのは言ってもればその変形。でもこの遊び感覚がいいですね。もっと、何が当たるか分からない(サンタにおまかせ)というふうにしてもいいかも。いずれにせよ、企画会社としては勉強になりました。

 

マネパのクリスマスプレゼントキャンペーン

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マネパのクリスマスプレゼントキャンペーン(2014年12月) | FX・証券取引のマネーパートナーズ -外為を誠実に-


ネットでプレゼントキャンペーンができるようになって、抽選工程もより「動的」な味付けができるようになりました。応募者の「成績」によって当選確率が上下するというのもその一つ。

マネーパートナーズ(愛称マネパ)さんのクリスマスプレゼントもその一例、期間中の入出金差+10万円以上が応募資格で(自動参加ではありませんのでご注意)、+50万円以上のユーザーは抽選確率5倍、+100万円以上のユーザーは10倍だとか。ん?抽選確率?当選確率じゃないの?まあでも、当たる確率が上がるということでいいでしょう。たくさんお金を使ってくれたお客さんはひいきにする、まさに資本主義の原理を体現したかのような(?)プレゼント。インターネットがそれを可能にしたわけです。

クロックス クリスマスプレゼントキャンペーン

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クロックス クリスマスプレゼントキャンペーン | クロックス(crocs)公式

昨日「プレゼント交換」という懐かしいコンセプトのキャンペーンを取り上げたあと、じゃあ年末の風物詩「ガラガラ抽選」もネットでできるんじゃないかと思ったんですよ。ガラガラは無理でもWebサイトで抽選をやって即当選者がわかるという、これなら応募者情報は入手できつつ事務局の手間も省けます。クロックスのX'masキャンペーンはそんな感じです。

抽選に参加するにはフェイスブックツイッター、LINEのいずれかのアカウントがあればOK。必要事項を記入すればクロックスのキャラクターが抽選開始、その場で当たりかハズレかが分かります。まあ多くの人がはずれるわけですが(抽選だもの)、ハズレ画面に「今ならショップに来店するとお子様用クリスマス限定サンバイザーをプレゼントします」のメッセージが表示されます。この「ハズレ画面」やショッピングサイトの「送信完了画面」、ブログ等の「投稿完了画面」って、意外に広告効果の高い掲載場所なんですよね。クロックスさんはわかってらっしゃる。

プレゼントとは関係ないですが、キャンペーンページの下部に「スタッフコーデ集」があるのは気が利いています。これは他のファッション系企業も見習うべきではないかな。モデルやタレントでない、「普通の人」のセンスの良い着こなし(履きこなし)というのはありそうでないですからね。