岡本株式会社|第9回足クサ川柳 by SUPER SOX
岡本株式会社|第9回足クサ川柳 by SUPER SOX 特設ページ
うわっ、以前におしっこ川柳というインパクト大なコンテストを紹介しましたが、今度は足クサ川柳。人のコンプレックスを笑い飛ばすには川柳が一番。でも前回の作品を見てみると(今回で9回目だそうです)、結構クオリティ高いです。「お座敷に上がって下がる好感度」とか「刑事でも妻に言われる足洗え」とか、こういうのを見るとテキトーなシャレでは応募できないですね。足の臭さは人を文学者にするのでしょうか(そんなことはないか)。
このキャンペーンを見るまで主催者の岡本株式会社さんのことは知らなかったのですが、ホームページを見ると、かなり面白い会社ですね。って、別に川柳コンテストをやっているからというわけではありません。靴下のメーカーなんですが、オリジナル商品を数多く持っているし、そのネーミングセンスが素晴らしい。さらには蒸れない・臭わないビジネス用靴下やランニングやトレッキングの専用ソックスを開発していたりと、意外に軽く見ている「靴下」というものに徹底的にこだわっている姿勢は(企画屋という職業柄)感動を覚えずにはいられません。
なんというか、サイト全体がオシャレですし知性を感じます。少なくとも私の興味をここまでかきたてたということで、キャンペーンのPR的な意義は十分に果たしているのではないでしょうか。大阪の会社ですし、一度営業に行かせていただこうかな。いや真剣に。
プロから学ぶ資格学習の新しいカタチ|資格サプリ
気が付いたときにはもう締切間近、まあお得情報の紹介がメインではないですからいいですか。リクルートさんのスマホを使った教育サービス「資格サプリ」の年頭キャンペーン。キャッチコピーは「年間無料」に「全額返金」。これはスゴイ!というか「釣り」ではないかと疑ってしまうのは職業病として許してください。
まず「年間無料」ですが、キャンペーンページを読んでみると、本来月額980円・年間13,720円のコースが、2ヶ月受講を続ければその後1年間無料になるというもの。最初の2ヶ月間の受講のために1,960円はかかるので、1,960円で14ヶ月受講できるということで、これはお得ですね。でも「年間無料」で受講するために1,960円払わなければならないわけで、それで「年間無料」って、どうなんでしょうね。
「全額返金」は「年間無料」とは別のキャンペーンになります。こちらは14日間続けて満足できなかったら全額返金するということをはっきりうたっています。私の個人的な経験では、「満足しなければ返金」のキャンペーンで本当に返金を求めてくる人はあまりいません。だからというわけではないでしょうが、問い合わせフォームへのリンクに「返金希望」のメールテンプレートまでついて、なんだか妙に親切です。
スマホで一日15分。おそらく通勤・通学の電車内で利用する人を想定した設定かと思います。もし利用するとしたら、スマホでの受講をメインにするのでなく、自宅で勉強したことうえで補足の位置づけにするといいのかなと思いました。あ、それで「サプリ」なのかも。
春の新商品詰合せプレゼントキャンペーン|キユーピー
花王めぐりズム 蒸気でホットアイマスク
花王 めぐりズム 蒸気でホットアイマスク めぐりズム×SCHOOL OF LOCK!
「めぐりズム」は蒸気で疲れをとれるアイマスク。蒸しタオルを目の上に乗せるような気持ちよさがあるということで、愛用者は増えているようです。ちょうど受験シーズンということで、花王さんはFMラジオ番組を協賛、商品のPRをしているとのこと。受験生がラジオを聞いてたらダメじゃんとも思うんですが、まあ私の受験生時代もそんなものでしたし、十代のうちに親しんだものはいつまでも使い続けるという傾向もありますからマーケティング的には正しいのではないかと。
ホットアイマスクという商品、何社かが出していますが、使ってみれば気持ちよく、けっこう病みつきになります。ということは、まず一回使ってもらうことが肝心なわけで、花王さんがサンプリングに力を入れているのもよく分かります。次は一日中PCを見ているオフィスワーカー向けのキャンペーンでしょうか。
MISSION OF YOKOSUKA プレゼントキャンペーン【ミッションクリアでアイテムゲット!】
MISSION OF YOKOSUKA プレゼントキャンペーン【ミッションクリアでアイテムゲット!】-STRATEGY BASE FOR INGRESS IN YOKOSUKA-
INGRESS(イングレス)と聞いて、「ああ、あれね」と言える人ってどれくらいいるんでしょう。いちおうネット代理店という当社の業種からすると他人事ではないんですが、個人的には正直ちょっと厳しいです。LINEでヒーヒー言ってるくらいですので、もうなんか、トップ集団がどんどん視界から消えていく出遅れたマラソン選手のような気持ちです。
いちおうアウトラインだけ書いておくと、イングレスというのはグーグルの提供するスマホのGPS機能を使った陣取りゲーム。GPSということは、バーチャル空間でなく現実世界で実際に自分が移動して陣取りを行うということで、…まあそれ以上のことは勘弁してください。
いかにも知的なこのゲーム、なんといちはやく横須賀市がこれを取り入れた観光キャンペーンを実施しています。「横須賀市が作成したミッションや、横須賀市内観光スポットにあるイングレス内のミッションを2つクリアして、応募せよ!エージェント活動を快適にする豪華アイテムを抽選でプレゼント!リアル課金エリア(猿島)と登山ルート(武山・大楠山・衣笠山)は特別に1つクリアで応募資格あり!」だそうです。自治体の企画というと「だれにでも参加できる」がひとつの縛りになっているわけですが、この横須賀市の企画はすがすがしいまでにそれを振り切っております。わかる人だけ参加してくれればいい、みたいな。いやいや、褒めてるんですよ。企画を通した横須賀市も凄いです。
こういった企画を続けていればマスコミにも取材されるでしょうし、市のブランディングになりそうな気もします。ITの活用は急ぎ過ぎると武雄市のように物議を醸しますので、まずはゲームから入ろうとしているのかも。というのはうがちすぎですかね。
高見沢俊彦「ウルトラマンタカミー」関連商品2タイトル発売記念!フィギュアプレゼント
3Dプリンターによるウルトラマンタカミーのフィギュアプレゼント
懸賞の賞品になるフィギュアには、実物の精巧なミニチュアである「マジ」ものと、昨日の「フチ田さん」のような「ネタ」ものがあるように思います。当選者が「こんなの当たっちゃった」と友人に見せたとき、「スゲー!」と羨ましがられるのが「マジ」もの、「何それ!アハハ!」と笑いを取れるのが「ネタ」もの。今回のウルトラマンタカミーももちろん「ネタ」ものですね。しかし高見沢さん、いつからこういうキャラクターになったのか。というか、呼び名が「タカミー」になったのも私は知りませんでしたが。
今や、音楽は好きな曲のダウンロードとYou Tubeで楽しめればいいという人が増えていると聞きます。今の若い人は雑音が入らなければそれ以上の音質は問わないそうで、ステレオにこだわった世代としては悲しい限りですが、まあそれではCD、DVDは売れっこないですね。そうなると、CDを買ってもらうためにオマケや懸賞を付けるのは分かりやすい対策です。もう今後CDはいろんなタレント(アーチスト)グッズの詰め合わせの1アイテムになるのかも知れません。雑誌の付録にトートバッグがつくように、Tシャツとかセットになるかも。
応募は、封入されたステッカーをハガキに貼って郵送。個人情報は今後の販促情報の配信に活用され、そのために第三者機関に提供する可能性もあると明記されています。これを書いておくのは大事です。
Bitte カップのフチに舞い降りたサッカー選手 フチ田篤人
Bitte カップのフチに舞い降りたサッカー選手 フチ田篤人
基本的にこのブログはキャンペーンページのファーストビュー(スクロールしなくても見られるページの一番上の部分)の画像をいただいて掲載しているんですが、このグリコさんのページはコピーをとろうとすると「コピーご遠慮ください」の警告が出てコピーできないようになっています。内田選手の肖像権を守るためなのかどうかは分かりませんが、まあそれなら仕方がないということで、ページ中ほどの賞品画像をいただきました。
「コップのフチ子って何ぞ?」という人はキャンペーンサイト内にリンクがあるのでご参照ください。要はジョークのマスコットフィギュアで、オフィスのデスクの上にあるとちょっと微笑ましいという、そんなもの。そういえば少し前には他社でモーニング娘。の限定版フチ子もキャンペーンのプレゼントに使われていました。人気あるんですね。
キャンペーンのマークが入った商品を買って、当たりなら中に当選ハガキが入っているとのこと。この形式はうれしいですね。この「くじ引き式」は、ほしい人はついつい商品をたくさん買ってしまいますので、販促の面でも効果が高いと思います。
内田選手といえばサッカー日本代表でもあり、欧州でプレーするイケメン選手。女性ファンが多いかと思いますが、それでも、どちらかというと男性からの「プレーヤーとしての」注目度のほうが高いように思います。商品は少し年齢層を高めに想定しているようですが、内田選手起用のポイントは何だったんでしょう。個人的には「カップのフチに舞い降りたチェアマン 川ブチ三郎」のほうが面白いと思うんですが…。まあ、そんなフィギュアを欲しがる人がいるかどうか分からないですけど。
新型モンスターが24時間、あなたのものに ドゥカティ・ジャパン
http://www.ducati.co.jp/monster821_24hrs.do
自分はバイクには乗らないし、というかバイクの免許すら持っていないんですが、バイクを見るのは好きです。走っていなくてもいいです。ときどき街を歩いていて、すごくカッコイイバイクが止めてあったりすると、思わず立ち止まって眺めてしまいます。機能美というのでしょうか、「走る」という目的のためにだけに組み上げられた金属のカタマリの、一切ムダのないフォルムに見とれてしまうんです。
そんな私ですからドゥカティの名前は知っています。イタリアの大型バイクですが、その日本法人さんの試乗キャンペーンを見つけました。ただの試乗ならそのままスルーなんですが、「24時間」というところでマウスを持つ手が止まりました。24時間!ディーラーに行って手続きして町内を一周して帰ってくるとかでなくて、丸一日バイクを貸してくれるというのです。ツーリングしてきてもいいってことですよね?ドゥカティの良さはちょっと乗ったくらいじゃ分からんよ!というメーカーの自信の表れでしょうか。
このキャンペーン、もう一つ「おおっ」と思ったのは、ニュースレターの配信登録フォームの中の「個人情報の保護に関わるイタリア共和国政令第196/2003号第13条および第7条に基づく告示を~」という一文。個人情報に関する法律は国によって違うんだなあと。まあ、普通の人はそこまで読まないでしょうけど。
コカ・コーラ ボトル生誕100周年 2015年は年間で「サイコー!」キャンペーン
日本コカ・コーラ |企業情報 |ニュースリリース: 日本コカ・コーラ株式会社 Coca-Cola Journey
ネットベンチャーなど新しい企業が続々と出てきて、最近の産業界は伝統的な企業が片隅に押しやられているような感もあります。ですが、新興の会社はコカコーラのような企業に「歴史の重み」では逆立ちしても勝てません。それはたとえば、信頼感であったり安心感であったり、「そこにあるのが当たり前」感であったりするわけですが。
今年がボトル生誕100周年にあたるというコカコーラ、昨年は購入者のネーム入りのボトルでキャンペーンを展開しましたが、今年はその名も「Heritage(財産の意味)」キャンペーン。なんといってもコーラのボトルは「暗闇で触ってもわかる」という、形態そのものが商標的価値を持つ、まさに財産。100年も生き残るデザインなんてめったにあるものではありません。モンローやプレスリーといった伝説的なスターがコーラのボトルを持った写真をキービジュアルに、大規模な広告キャンペーンが行われるということです。
さて、ネットのほうではどうかというと、Coke & Meというデジタルコンテンツが投入されるようです。自分の
いやでも、ただ置いてあるだけでアートになるコーラのボトル。これさえあれば、どんな広告を打ってもサマになってしまいますね。ほんと素晴らしい「財産」です。
未来自販機 by マニュライフ生命
年末に突如登場し、以後(それなりに)話題となっている未来自販機。出てくるのは飲み物のようですが、果たしてどんな味なんでしょうか。「あっかる~い」も「くらーい」もどちらも同じ味で、どう感じるかはあなた次第、なんていうオチを想像してしまいましたが、果たして。いずれにせよ、「明るい」か「暗い」かどちらかを選ぶとき、その人は一瞬でも未来のことを考えてしまうもの。それこそがマニュライフ生命さんのねらいなのでしょう。面白いと言えば面白い。ですね。
生命保険会社のキャンペーンといえば、たいていは新しい保険商品の紹介と浸透をかねたものが多いわけですが、このキャンペーンは同社の商品・サービスにまったく触れていません。まだまだ認知度は低そうですし、とりあえずは「社名だけでも覚えてください」でしょうか。
このキャンペーン、「未来の自販機」から出てくる商品を何にするかで、たぶん広告代理店さんも悩んだのではないかと思います。機械の前で「明るい」か「暗い」か、どちらかの未来を選べと言われても普通困りますよね。そんなの選択肢にならないような気もしますし。とりあえずどちらかのボタンを押して、飲み物を飲んで、保険会社のキャンペーンと知って、「で、何?」が多くの人の感想ではないでしょうか。
ちょっと意図が見えにくいですが、インパクトはあるので多少は大衆の記憶に残るかもしれません。それに自販機は屋外に置かれるものですからSNSの拡散も見込めるでしょう。果たして良いイメージとともにマニュライフ生命さんの社名は浸透したでしょうか。